ビリーフリセットは、自分でも気づかないうちに持っている「思い込み」や「当然」を見直していくものです
すると
「今までと同じものを見ているのに、なぜか世界が違って見える」
そんなことが起こります
私たちは「自分がつくった世界」に住んでいる
私たちは今この瞬間、ある意味で「自分がつくった世界」に住んでいます
「はぁ?」
と思うかもしれません
この家も、あのビルも、あのスーパーも、隣にいる彼氏も、私がつくったわけじゃない
もちろん、そうです
あなたが物理的に、この世界をつくったわけではありません
ただ、「どんな世界で生きるのかを、日々選びながら生きている」という見方はできます
私たちは、日々「選びながら」生きている
たとえば
この町がいいと思って部屋を探し、「ここがいい」と思った部屋を契約し、そこで暮らして、地元のスーパーを利用する
その人と付き合いたいと思って交際し、休みの日には、その人と一緒に過ごす
そうやって私たちは、毎日たくさんの選択をしています
もちろん、「本当はもっと違う選択をしたいけれど、お金や仕事、家族の事情があって今はこれしか選べない」ということもあります
だから、「今の生活は全部あなたが望んで選んだものです」と言いたいわけではありません
大切なのは、「自分が何を選び、何を選ばなかったのか」ということです
そして、ここに「ビリーフ」が深く関係しています
たとえば
「私は会社員でいるのが普通」と思っている人にとっては、会社員として働くことは特別な選択ではありません
「結婚するのが普通」と思っている人にとっては、結婚という選択に、それほど大きな違和感はないでしょう
「このくらいの収入が自分には妥当」と思っている人は、それ以上の収入を得ることを、最初から選択肢に入れないかもしれません
逆に、「私は人から大切にされる人間だ」という感覚がある人と、「私は我慢しないと人に受け入れてもらえない」という感覚がある人では、同じ出来事に遭遇しても、受け取るものも、その後の行動も大きく違ってきます
つまり私たちは、「自分にとって当然だと思っている世界」の中から、選択して生きているのです
ビリーフは、疑うことすら起きないもの
ここでいう「当然」は、「そう思い込もう」と意識しているものではありません
むしろ、「え? 普通そうでしょ?」と、疑うことすらないもの
それがビリーフです
だからこそ、ビリーフは自分では見つけにくいのです
「私はこういう人間だ」
「これくらいが普通だ」
「そんなことは私には無理」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「頑張らないと認めてもらえない」
「嫌われないためには、相手に合わせるしかない」
そんな前提を持っていると、私たちは、その前提に合う選択を自然にしていきます
そして、その選択を繰り返すことで、「やっぱり、世の中ってこういうものだ」という現実がつくられていく
ビリーフが変わると、なぜ世界が変わって見えるのか
だから、ビリーフが変わると、世界が変わったように感じるのです
実際に、世界そのものが一瞬で別のものになるわけではありません
変わるのは
「何を見るのか」
「どう受け取るのか」
「何を選択肢として認識するのか」
「どう行動するのか」
です
たとえば、「私は人に嫌われてはいけない」というビリーフを持っていたら、「断る」という選択肢が見えていても、実際には選べないかもしれません
でも、「嫌われることがあっても、私は私の気持ちを大切にしていい」という前提を持てるようになると、今まで「ありえない」と思っていた選択が、少しずつ選択肢に入ってきます
断ってみる
自分の希望を伝えてみる
仕事を変えることを考えてみる
付き合う人を変えてみる
お金の使い方を変えてみる
そうすると、当然ですが、少しずつ現実も変わっていきます
これが、「自分の内側が変わったら、現実まで変わった」と感じる理由のひとつです
「引き寄せ」で語られる現象も、この仕組みで説明できる
「引き寄せ」や「鏡の法則」といった言葉で語られる現象の中にも、こうした心理的な仕組みから説明できる部分があります
自分が何を当然だと思っているのか
自分には何が許されていると思っているのか
どんな人間関係を「普通」だと思っているのか
どんな人生なら「自分にもありえる」と感じているのか
そこが変われば、見える世界も、選ぶものも、行動も変わっていきます
だから私は、「現実を変えたいなら、まず自分の内側を変えましょう」という言葉を、単なる精神論としてお伝えしたいわけではありません
自分がどんな前提を持って世界を見ているのか、そこを知ることが、現実を変えていく最初の一歩になるからです
ビリーフリセットは、単なる「ポジティブ思考」ではない
ビリーフリセットで行っているのは、「ポジティブに考えましょう」ということではありません
自分でも疑うことなく「これが真実だ」と思っている前提を見つけ、本当にそれは、今の自分にとって必要なものなのか、これからも持ち続けたいものなのか、そこを丁寧に見直していきます
すると、「私は、ずっとこれが普通だと思っていたんだ」ということに気づく
そして、「本当は、別の選択をしてもよかったんだ」と気づく
その瞬間から、世界に少しずつ別の可能性が見えてきます
まとめ:世界が変わるのではなく、選べるものが増えていく
世界を変えるというより、世界の中で「自分が選べるもの」が増えていく
その結果として、現実も変わっていく
ビリーフリセットの大きな意味のひとつは、そこにあると思っています
※ ビリーフが「なぜ」現実の見え方を変えるのか、認知・捉え方の仕組みから、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください
→ なぜビリーフ(潜在意識)を書き換えると「世界が変わる」のか?認知の歪みを解消する仕組み
※ そして、ビリーフリセットの”その先”にあるものについては、
こちらの記事で綴っています
→ ビリーフリセットで、本当に変わるもの|「楽になる」その先にあること
