全然ブログ書けてないんですよね
ちまちまサイトを直したり、あれこれ考えたりはしてるんですが、表向きなんか、なンもしてない感じです
そんなある日、友人が、
「考えるって、大変じゃん」
って言ってたの
それを聞いて、
「あぁ、この人、ちゃんと考えてるんだな」
と思ったんですよね
……言い方(笑)
考えるって、めちゃめちゃ労力を使う
考えるって、ものすごく労力を使う割に、アウトプットが少ないじゃないですか
何日も、何週間も、
「ああでもない」
「こうでもない」
と考えているのに、外から見ると何もしていない
ブログを書いていない
何かを作っているわけでもない
目に見える成果もない
でも、その「何もしていないように見える時間」に、実はものすごく大事なことが起きている
私はそう思っています
何もないところから、何かを生み出すには、まず考えるという作業が必要だから
「考える」と「ぐるぐるする」は、ぜんぜん違う
考えるって、何をしているんでしょうね
私は、情報を集めて、それを整理したり、分析したりして、
そこから自分なりの答えや、新しい見方をつくっていく
そういう作業なんじゃないかなと思っています
そのときに大事なのが、
「意図と言語化」
「私は、何について考えているんだろう」
「何を知りたいんだろう」
「どういう答えを求めているんだろう」
まず、そこを自分でわかっていること
そして、考えていることを少しずつ言葉にしていくこと
ただ、頭の中で思いをぐるぐる巡らせているだけでは、なかなか前には進まない
だからといって、
「言葉にならないなら、考えていない」
ということでもありません
むしろ、
言葉にならないものを、少しずつ言葉にしていく
それも「考える」という作業なんだと思います
言葉にしたら、それで終わりじゃない
そして、ここが私はすごく大事だと思っているところ
言葉にできたことそのものより、
その言葉が、本当に自分の思いを表しているのか
そこを自分の内側で吟味すること
たとえば、
「私は、仕事を辞めたい」
と出てきたとする
でも、よくよく自分の内側を見てみると、
「仕事そのものが嫌なのかな?」
「いや、仕事が嫌というより、この働き方が嫌なのかも」
「いや、それより、人に期待され続けることに疲れたのかもしれない」
「じゃあ、本当はどうしたいんだろう?」
と、言葉が少しずつ変わっていく
最初に出てきた言葉が間違っていたわけではありません
その時点では、それが一番近い言葉だった
でも、自分について考えていくうちに、
「もっと近い言葉」が見つかってくる
この作業が、私はとても大事だと思っています
カウンセリングは「言葉を探す時間」でもある
私のセッションでは、クライアントさんにも、この作業を一緒にやって頂きます
カウンセリングは、
「言葉」を媒介にして進められるプロセスだからです
もちろん、言葉だけがすべてではありません
身体の感覚だったり、感情だったり、イメージだったり
まだうまく言葉になっていないものも、たくさんあります
でも、そこに少しずつ言葉を与えていくことで、
「これ、私が感じていたのはこういうことだったのか」
と、自分自身のことが見えてくることがある
だから、
「あなたはこういうことですね」
と、こちらが答えを決めてしまうのではなく、
その人自身にとって、一番しっくりくる言葉を一緒に探していく
そんな時間を大切にしています
ああでもない、こうでもない
この作業って、ときには二人して腕組みをして、
「ああでもない」
「こうでもない」
と考える時間になったりします
「それだと、ちょっと違う気がする」
「じゃあ、こっちは?」
「うーん……近いけど、まだ違う」
「じゃあ、こういう感じ?」
「あ、それ!」
みたいな
端から見たら、何をしているんだかわからない時間かもしれません(笑)
でも私は、この時間が大好きです
その人の内面にある、まだ輪郭のはっきりしないものを、
「これかな?」
「いや、こっちかな?」
と一緒に探しながら、少しずつ形にしていく
これは、とてもクリエイティブな作業だと思っています
自分のことを、こんなに考えたことがなかった
セッションが終わったあと、
「こんなに自分のことを一生懸命考えたこと、なかったです」
「こんなこと、言葉にしたことなかったです」
と言われることがあります
そうなんですよね
私たちは、仕事のことなら一生懸命考える
家族のことも考える
将来のことも考える
人間関係のことも考える
でも、
「私はどうなんだろう?」
ということを、そんなに真剣に考える時間って、案外ない
考えたとしても、
「私はダメだ」
とか、
「もっと頑張らなきゃ」
とか、
「普通はこうするよね」
とか
いつの間にか、自分を評価することになっていたりする
でも、本当はもっと単純に、
「私は、何を感じているんだろう」
「私は、何を大切にしているんだろう」
「私は、どうしたいんだろう」
と、自分という人間を知ろうとしてもいい
世界で、あなたのことを一番真剣に考える人
あなたのことを真剣に考えて、
真剣に言葉にして、
「この言葉は本当に自分のことを表しているだろうか」
と吟味する
そんなことをしてくれる人って、世界中探しても、そうそういないんです
あなたが著名人なら、本に書いてもらえるかもしれないけど(笑)
でも、普通は、
自分のことを、ここまで真剣に考えてくれる人は、自分くらいなものです
だから、どうぞ自分のことを、たくさん言葉にしてあげてください
うまく言えなくてもいい
最初から正解じゃなくてもいい
「なんか違うな」と思ったら、また考えればいい
そうやって、自分に近い言葉を少しずつ見つけていけばいい
何もしていないように見える時間も
最近、そんなことを考えています
セッションって、
自分について真剣に考える時間でもあり、
自分を表現する時間でもある
そして、まだ言葉になっていない自分の中のものを、少しずつ形にしていく時間でもある
とても豊かな時間だなぁ、と
だから、もし今あなたが何かを生み出そうとしていて、
一見、全然動いていないように見えても
何も作れていないように感じても
もしかしたら今は、
「何かを生み出す前の、大事な時間」
なのかもしれません
考えて、
迷って、
言葉にして、
また考えて。
その過程で、少しずつ自分の中にあったものが形になっていく
それは、何もしていないんじゃない
まだ、外から見える形になっていないだけ
自分について考えることも、
過去を振り返ることも、
自分の内側を見ていくことも、
一見すると、前に進んでいないように見えるけれど
きっと、それもちゃんと未来につながっている
だから、
今、何も生み出せていないように感じるときほど、
その「考えている時間」を、どうぞ大切にしてあげてください
自分のことを、もっと考えていい
もっと言葉にしていい
そして、
自分という、まだまだよくわからない人間を、もっと知っていっていい
