「スキーマ」「ビリーフ」とは

「生きづらさの正体」を解き明かす

かつて私自身も、正体のわからない生きづらさを抱えていました

それを紐解き、解決するために最も有効だったのが、ビリーフリセット心理学(※1)の考え方と、
この「スキーマ療法」です

「スキーマ」「ビリーフ」とは

スキーマ(Schema)」や「ビリーフ(Belief)」とは一体なんでしょうか

私たちは無意識のうちに、過去の経験という「枠組み(フィルター)」を通して現実を見ています

この枠組みこそが、物事をどう捉えるかの「認知の土台」であり「前提」となっています

心理学ではこの土台を「スキーマ」と呼び、ビリーフリセットでは「ビリーフ」と呼んでいます

どちらも「あなたが無意識に持っている「人生のルール(前提)」だとイメージしてください
「前提」「めがね」「価値観」「ルール」と説明されることも多いですし

PCの動作に例え「OS(基本ソフトウェア)」と表現されることもあります

普段、私たちはパソコンやスマホを使うとき「今、Windows(またはiOS)を動かしている!」とはいちいち意識しませんよね

意識せずとも、その基本ルールに則って、すべてのアプリや機能が動いています

心のOS」であるスキーマやビリーフも全く同じ
普段はまったく意識していないけれども、私たちは常にそのルールに従って考え、行動しているのです

本来は、生きやすくするための「便利な道具」

この「心のOS(ルール)」それ自体は、決して悪いものではありません
私たちが世界を理解し情報を整理するための
「認知の枠組み」「思考のテンプレート」
私たちが外界の情報を効率的に理解・整理するための大変便利な仕組みです

あらかじめルールという箱に記憶を整理しておけば、何かあるたびに、いちいち最初から検討するという無駄な作業をしなくて済みますし、知らないことに出会った時にも、そのルールに基づいて推測することができるのです

たとえば、毎朝会社に行くたびに、電車の時間や道順を一から調べたりはしませんよね
それは、あなたの中に「通勤経路」というルール(OS)が出来上がっており、潜在意識が全自動で処理しているからです

「生きづらさ」には「元」がある

しかし、そのOSの中に、今のあなたにとって
「あまり助けにならない古いルール」が混ざっているとしたらどうでしょうか

それどころか、あなたを苦しめるバグ(悪影響)を引き起こしているとしたら…

それが、あなたの心に潜む
生きづらさの種(早期不適応的スキーマ)」です

たとえば、以下のような悩みに心当たりはありませんか?

  • いつも他人の目が気になって、自分らしく居られない
  • 他の人の意見を優先して、自分は我慢ばかりしている
  • 本当はしんどいのに、頑張り続けることを止められない
  • 良い関係でいたいと思うのに、なぜか人間関係がギクシャクしてしまう
  • 何か悪いことがあると、すべて「自分のせいだ」と思ってしまう
  • 「人は私から離れていく」という不安が強く、恋人や友人と深く付き合えない

これらは、あなたの性格の問題ではなく、
過去に作られた「OS(スキーマ・ビリーフ)」が自動的に発動しているせいなのです

この不具合を起こしているスキーマに気が付き、
「過去には自分を助け、成長させてくれたこと」を
認め、ねぎらいながらも、これからはそれに
「全自動で振り回されない自分」になっていく

これを目指すのが、
「スキーマ療法」であり「ビリーフ・リセット」です

次のページから、
具体的な「早期不適応的スキーマ」について見てみましょう

  1. ビリーフリセットとは、スキーマ療法とバイロン・ケイティ・ワーク、そして豊富な臨床経験を元に構築されたオリジナルメソッドであり、一般社団法人ビリーフリセット協会が提唱する心理学(カウンセリング)体系です ↩︎
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