事実を、事実のまま見る、こと

こんにちは、堀江です

この年末、風邪をひいてしまって、
お掃除も何もできずに、ただお布団の中で過ごしています

以前の私だったら、こういう「何もできない自分」を
責めたり、卑下したりしていたかもしれません

でも今は、それをしなくなりました

それは、心の仕組みを学んできたおかげだと感じています
自分を責めなくなるって、やっぱり大きな変化ですよね

とはいえ、ここで本当に大切なのは――
「事実を、事実として見られるかどうか」
という視点・視座の持ち方なのです。

事実はただひとつ

「私は、年末に風邪をひいて寝ている」

もっとシンプルに言えば

「寝ている」――それだけ

この「寝ている」という事実に
余計な意味づけや、評価を加えなければ
それはただ「寝ている」だけなのです

でも、そこに「○○すべきだったのに」とか
「せめて××くらいはできたはず」などと、
期待や理想、要求を押しつけると、心にジャッジが生まれます

「やる方が良くて、やらないのは悪い」という、
二極の世界に閉じ込められてしまうんですね

でも、「寝ている」ことは、本当に“悪”でしょうか?

そんなことはありませんよね

心を学ぶことは、シンプルに生きることでもあります

それはつまり――
事実を、ただ事実として受け止めること

(期待せず)
(要求せず)
(理想を押しつけず)
(ないものねだりをしないで)

そうして事実を受け取れるようになると、
私たちは次のフェーズへと進めるようになります

「自己否定しなくなった」というのは、もちろん素晴らしいこと
でも、それだけでは、先に進めなくなるタイミングもあるんです

そんなときには、「Doing(行動)」の視点から
「Being(在ること)」の視点へと、少しずつ意識を移してみましょう

たとえば――

Doingの視点:「寝ている」= 何もしていない
Beingの視点:「寝ている」= 休んでいる、準備している、生きている、ただ“ここに居る”

どちらが正しい、間違っているではありません
でも、「ただここに居る自分」を許せるようになると
人生は少しずつ変わり始めます

よく伺うお悩みのひとつに
「私は、ここに居てはいけない」
という信念があります。

でもね、「ここに居てもいい」と感じられたとき
心と潜在意識は、少しずつ書き換わっていきます

それはとても素敵なことなのだけれど
私としては、もっとシンプルに、こう思うんです

「なんで、“ここに居る”という“事実”を否定するの?」

それは事実ではなく、幻想――
もっと言えば、「妄想」なんです

頭の中で作り上げた「ファンタジー」の中で
自分を苦しめてしまっているのだとしたら…

そこから抜け出して、
「自分を幸せにする現実の世界」を
一緒に創っていきませんか?

2024年は、そんな年にしていきましょう

その前にまずは――
ご自身に「一年、お疲れさまでした」と
どうか優しい言葉をかけてあげてくださいね

慌ただしい年の瀬かもしれませんが、
少しだけ、ご自身と“ただ一緒にいる”静かな時間を
取ってあげてください

今年も一年、
こうして繋がってくださって、本当にありがとうございました
どうぞ、2024年もよろしくお願いいたします。

堀江さなえ